マルチの練習、確認ということで、中央稜(全6P)w/N藤さん。祠エリアを通り過ぎ、踏み跡を進み、取り付到着。赤いドラム缶が目印。核心部が3P目ということなので、迷わず偶数Pの担当にしてもらった(^^; アルパイン風味でということで、ザック背負って、コールは笛。個人的な目標としては、1)落ちない 2)3時間以内 3)できるだけチョンボしない だったが。。。

1P目(IV)L:N籐
久しぶりの石灰岩なので、スタンスを確かめながらゆっくり登る。右上するフレークを乗っ越しするところが少し悪いものの、ガバ地帯で快適。
2P目(IV)L:ワタシ
最下部のガバ地帯を抜け、左を見るとピカピカのペツルが2つ。導かれて左へ行くが、その後まったく支点が見当たらず。最後の支点から小ハング直上かと思って、左フレークを持って振りで上を覗いてみると、遠く上部に2P目の終了点。その間スラブ地帯5m強はノーピン。無理無理。右往左往し、時間だけが過ぎて行く。結局、少しクライムダウンして、左にトラバースし、傾斜の緩いフェースを無理やり登る。支点工作して下を見たら、右側の凹角あたりにペツル発見。ルーファイミス。もしトラバース中に落ちてたら、10m近く落ちてたかも。ガグブル。
3P目(V+)L:N籐
フレークからクラックと続くピッチ。1P目でも気になっていたが、セカンド登攀中のロープの引上げがやや遅い。フレークを登ったところで、ロープの弛みが1m近くあったので、首にかけている笛で合図をと思い、後ろ側に回った笛を右手で取ろうとした途端、右足がスリップ、右壁に激突して1.5m近く落ちてしまった。不意落ちの為、体勢が整えられず、右肩をかなり打ち付けてしまった。イタタ。一度落ちてしまったため、軟弱チキンモードにスイッチオン。核心部は、逡巡したがボルトを踏んでA0で抜ける・・・ あとはガバ地帯の階段を抜け大テラスへ。左横のエスケープルートから現れたおっさん2人組パーティーに先を越されたので、待ちながら休憩する。
4P目(IV-)L:ワタシ
出だしは難しくないので、1つ目のボルトまでが遠い(7,8mありそう)。カム持参しているので、キャメで1つ目を取ることに。ここで「ヒヤリハット」。青キャメだと片効きだったので、奥に黄キャメを突っ込んでテストしたら、「すぽーん」と抜けてしまった。左手ガバ&スタンス大きめだったため、少しよろけた程度で済んだが、下手すりゃ後ろへグラウンドだよ。。。こわっ。またビビりが入ったので、残りは慎重に登る。特に難しいところ無し。
5P目(IV)L:N籐
若干ハングした部分が厭な感じだが、ガバも適度に出てくるのでそこそこ快適。
6P目(III+)L:ワタシ
最初はガバ続き。時々現れるピンに導かれて、途中から壁が垂直気味の部分に出てしまう。途中右側も見てみたら、明らかにそちらの方が簡単そう。本日2度目のルーファイミス。右側に出てしまうと、ロープの流れが悪くなりそうだったので、そのまま直上して終了。7P目(II)は草付&階段なので、ロープを片付けて終了。

トップアウト後、お片付け&ゆっくりお昼。帰りは北面(鎖場が出てきて、ちょっと悪い)の登山道を下って股峠。20分位??

*登攀時間(トップアウトまで) 10:05〜13:30 (途中15~20分の大休憩あり)

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はぁー。自分の目標は全くクリア出来ず。しょぼーんorz 「岩を見る目が無い」し、落ちてしまった箇所は、(笛を使う前に)普通に声出してコールしてればドカ落ちなかったのかもなぁー(言い訳)。ザックを背負って登るのも、大した重さでは無かったが(靴、お昼、雨具だけなんだけど)、なんかバランスが変だし(言い訳)。本チャンへの道のりは遠いなぁ。。。