6日目

まだ皆死んでいる中、酒が残る体に鞭入れて起床。エダさんの奥様は既に朝食の準備中。有難うございます。というわけで、ハッピーすねきち君を散歩に連れて行く。朝ごはんを頂いて、糸島へ出発。(前日、エダさんがゆかるさんに案内をお願いしておいてくれた!!)

糸島のどっか

駐車場から、エリアまでは海岸沿いに20分とのこと。5分と行かないうちに、またも真っ白な花崗岩がごろごろ。マットを背負って、岩々をのっこし、飛びうつって、よれよれよたよたとついていく。ってコレがキツイ。エリアに到着した頃には、皆さんはアップしようとしてました。。。 
疲れて岩で大の字になって休んでいると、「へっぽこ和尚さん」がクーラーボックスを肩に笑顔で登場。O平君、I塚君にビールを振舞って、ご自身もまず1缶。いいキャラです。

  1. 凹角(7~8Q?):○
  2. フェース(5~6Q?):なんとか○ TTL5便位?

1)T代さんが、アップにと薦めてくれたので、マット無しで取り付く。って結構高いじゃん。あんまりよれよれして登っていたのか、T代さんが慌ててマットを敷いてくれた。済みませんm(_ _)m あの高さはちょっと怖かったねぇ。

2)今回のツアーで一番印象に残っている課題。アップで登った凹角と同じ岩(4m位かなぁ)にあるフェースにある課題。右下から左上に抜けるライン。左上に大きい穴が2個、ぽこぽこと微妙に遠い間隔で空いている。
右下大きなヒレを持ってハイステップ気味にスタート。左手カチを取り、右穴をデッドで取る。体勢整え、足をもう一段あげてデッドで1番目の大穴を取る。岩中央を右上に走るクラック沿いに左足をステミング。これが滑りそう。2番目の大穴をデッドで取った瞬間、なんと足ブラに。やばいやばい。
何とか耐えて1番目の大穴に足を上げ、ちょいレスト。左手で2番目の大穴をアンダーで持って、左足を上げようとするも、股関節が固くって、あと2、3センチが上がらない。左手を浅く持ち替え、右手を上部の窪みに押し付け、ようやく空間を作って左足を上げる。
なんとかトップアウトと思いきや、立ち上がってみると、目の前の水平に走るクラックまで左手が3センチばかり(本当に目の前なのに)届かない。もう3m以上は登ってるし、落ちるに落ちれない。右足をもうちょっと高いところ(でも滑りそう)に置き換え、窪みを右手で押さえつけて、ぱつんぱつんになってクラックまで手を伸ばす。届いたぁぁぁ! ぎりぎりでトップアウトしたら、遠くにいた皆も、一緒に喜んでくれました。ひぇ〜ん、涙ちょちょぎれちゃったよ。

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燃え尽きてしまったので、皆さんのセッションを見学&カメラマンに。みんなかっこいい。夏に負けない程の痛い日差しの中、真っ白な岩に代わる代わるトライし続ける。タイミングをつかんできたのか、それぞれ1手1手高度を上げて、とまる確度も高くなっていく。皆の気合いもジワジワ上昇していくのが感じられて、ゾクゾクする。
ここでもS君は一抜け。見事です。和尚さんもリップは取れなかったけど、かなりいいところまで進んでました。

と、まだまだセッションは続いてたけど、帰路にお荷物になりそうなワタシは、先行出発。途中で休んで柏餅食べながら、青い青い海を眺める。

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駐車場に戻ると、途中で追い越していった男性陣がビールを用意してくれていた。感謝感謝。ゆかるさん、和尚さんご一行様、案内有難うございます。
帰りにエダさんもおススメのタコス屋に寄り、海に沈んでいく太陽と残りわずかとなったボルツアーを惜しみながら帰路へ。

今晩の宿は作礼山キャンプ場。またもチェックインぎりぎりで買い物し損ねたワタシ達は、昨日の呑み残しの焼酎を廻し呑みして、クライミング話をしながら眠りに落ちていきました。