ミチギノ沢 2日目

朝痒みで目が覚めるって、右目が開かないじゃん。触って確認したら、顔と首が虫刺されで発疹だらけ。10を数えて諦める。今日も最悪のスタートだ。少し早起きした人から岩魚釣り。A久リーダー、2匹釣ったようだが、焼く時間もないのでリリース。K玉君は岩魚釣り初体験だったが、ビギナーズラックは無かったようだ。朝飯当番だったが、火加減が悪かったか、若干芯が残る鶏炊込みご飯+味噌汁。A久さんが持参のなめこを味見したが、酸っぱかったので断念。朝食後、バファリン抗ヒスタミン剤を飲む。組み合わせ大丈夫なのか。

リーダー恒例の朝礼。本日の行程:ミチギノ沢・袖沢下降→林道→奥只見ダム→(遊覧船)→尾瀬口→(バス)→小豆温泉。皆には申し訳無いが、今日中に下界へ辿りつくと思うと、少し気が軽くなる。下降を開始、高巻きの途中で2人の沢屋に遭遇。聞くと、先行パーティー4人の片割れとのこと。1人が足を捻挫したため、パーティーを分割して、やはり同行程を辿るとのことだった。

取水口に到着。林道歩きは残っていたが、釣り師が何人もいたせいか、なんとか無事に下界に戻れた気分で、大いなる安堵感。またもA久さんに荷物を持って貰う。林道を速いペースで進む。今回リーダーのA久さんの「僕だったら、絶対パーティーを分けない。皆で下山する」の言葉が、頭をぐるぐるする。休憩途中に、バスの時刻表の印刷を持参していたことを思い出し、確認。遊覧船の時刻が意外に遅かったので、釣り休憩を入れつつダムへ向かう。歩くこと3時間程か、トンネルを幾つか抜け、遠く高台にダム周辺の建物が見えた。ホッとしたのもつかの間、ここから意外に距離&高度あり。ヘアピンカーブを行く途中、頭上の野生の猿にキーキー威嚇されながら通過、車止めの塀を乗っ越し、駐車場へ。

駐車場で一息入れて、モノレール(\100)で遊覧船乗り口へ。久々に価値ある\100だった。遊覧船は先行の片割れ2人組と我々4人の貸切。景色を楽しむこともなく乗船後爆睡。下船、バス停に急ぐ。通常は予約が無いと乗車できないが、尾瀬観光シーズンオフの為、またもや6人の貸切状態。御池で乗り継ぎのバスについて運転手に尋ねると、車庫に戻る途中なので、そのまま小豆温泉まで連れてってくれるとのこと。運が良すぎる。まるで最初から想定してたような展開。細いくねくね道をバスはひた走る。この運転技術は神業です。1時間程で、小豆温泉駐車場に到着。窓明の湯で沢臭い身体を洗い流し、帰京。

                                                • -

08:00 遡下降開始
09:10? 取水口着
09:30 林道出発
14:00? 奥只見ダム駐車場
15:25 奥只見遊覧船(\1,110)
16:10 尾瀬口バス発(\910)
17:20 小豆温泉→窓明の湯(\850)